みなすなブログ

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共通テスト配点 正式発表をうけて

本日、大学入試改革の一連の中で、共通テストの「英語」の配点が正式発表されましたね。リーディングとリスニングがそれぞれ100点ずつの配点、つまり「1:1」の配点となることが決定しました。これは予定されていた通りの配点で、現行のセンター試験の配点「リーディング:リスニング→200:50=4:1」から大きな変更となります。

 

今回はこの変更に対しての個人的意見を記していきたいと思います。結論から言うと私はこの改革に対して現時点では「大賛成」の立場です。理由は簡潔に「高校生がみんなリスニングを勉強するようになるから」です。

あくまで共通テストに英語の試験が導入される事が決まっている3年間の話ですが・・・。ただ、民間試験を使うにしても、この風潮は同じだと思います。

 

 

 

今までの配点ではリスニングが軽視されるのは当然

センター試験では「4:1」の割合だったため、英語で高得点が必要な生徒以外はリスニングの勉強はほとんどせずに、しっかりと 「筆記」の点数を取るというスタイルが今までの受験では定着していました。そのため、リスニングは”足を引っ張らない程度に点数を取れればいい”という考え方になりがちです。

現行のリスニングはかなり簡単な問題も含まれているため、何の対策なしでも大体6割〜6割5分の点数が取れます。これくらい取っておけば「筆記」と点を合わせてもそんなにマイナスにはなりません。そんな状態で誰が普段から「リスニング」の勉強をするでしょうか。色々と御託を並べたとしても、基本的に受験生は来るべき受験に備えて勉強しています。現状では、リスニング勉強をするくらいなら、数学や古典、地歴 、理科の勉強をした方が何倍もコスパが良いのです。

リスニングを軽視し、英語を6年間勉強してきたにも関わらず「英語がしゃべれない大学生・日本人」が量産されました。また別の機会に記事にしようとおもってますが、個人的な意見では、リスニングが出来ないと100%スピーキングはできません。

 

リスニングの勉強量が増え、リーディング力UPの相乗効果を期待

昔に比べて今では中学校・高校の授業の中でリスニングやスピーキングに割かれる時間は増えてきています。今後このリスニング重視の流れはますます加速するでしょう。「リーディング⇆リスニング・ライティング⇆スピーキング」はそれぞれ相互関係にあります。

リスニングを勉強をすることで、リーディングの力も伸びます。リスニングの訓練をすると、リーディングでは「左から右に英語の順番で意味を理解する」ということが出来るようになり、読解スピードが上がります。またリーディングの中の”精読力”を鍛える事で、リスニングの精度も上がってきます。旧帝大を受験するような生徒達のリーディング力は現行の入試制度でもかなりのレベルです。このような生徒達が、リスニングの勉強を高校時代にしっかりと積み重ね、大学でスピーキングの練習をすれば、間違いなくある程度は英会話ができると信じています。

高学歴なのに英語がほとんど喋れない」という日本独特の現象は恐らくこれから解消されていくのではないでしょうか。まだ決定していないですが民間試験の導入で、スピーキングの対策も必要になってくるでしょう。

 

一方でデメリットも・・・

ここまで、リスニング重視のメリットばかり書いてきましたが、やはりデメリットもあると思います。まずは、高校や中学校の英語教師でリスニングやリーディングを教えられる人材がどれだけいるのか。ただこちらは生徒同様に先生方も成長が求められます。学校の先生は授業以外の部分でかなり負担が重いでしょうが・・・。

またリスニングやスピーキングを重視するあまり、文法が軽視されるということも十分にあり得ます。私は文法至上主義者なので、この部分を一番心配しています(笑)。

 

最後に

共通テストでリスニングの配点比が高まるのは私にとって朗報です。何か改革を起こす時には、反発や障壁がたくさんあると思いますが、大学入試センターの方々にはこれからも頑張って頂きたいと心の底から思います。

今回も最後までこのブログを読んでくださり、本当にありがとうございました!!