おすすめ英単語帳 大学受験勉強編 シス単・速単
以前の記事で、私が思う良い英単語帳の条件について書きました。
過去記事はこちら↓
単語帳は何でも良い? 良い英単語帳の条件とは - みなすなブログ
今回は大学受験で私がこれまでに使ったことがある単語帳の中から、
具体的に2つを紹介したいと思います。
どちらも定番のベストセラーですが、実際にどういった用途に向いているのか・どのような使い方があるかについて説明します。
目次
システム英単語
まずは大学受験の定番の1冊である、システム英単語です。
数多くある大学受験向けの英単語帳のなかでも、トップシェアを誇りますよね。
システム英単語最大のおすすめポイントは、
「頻出英単語がよく出る形で載せられている」ということです。
特にNo1〜1200(1・2章)までの単語は本当に受験勉強をしていると何度も目にする単語ばかりです。
単語量だけで言えば、中学までの英単語+シス単の1・2章をしっかりと押さえれば、センター英語170点くらいまでは対応できます。
また、シス単の代名詞である「ミニマルフレーズ」の形で覚えると、単語が実際にどのような形で文中に登場するのか理解できますし、英作文などにも応用することができます。
また1・2章をマスターした後は、5章の「多義語」のパートに移った方が良いです。
こちらも入試で差がつく&頻出の多義語がわかりやすい形で収録されているため、無理に難しい英単語を覚えるよりよっぽど効果的です。
また、絶対にCDも買うべきです。
単語帳を開けない場面でも、音声だけで勉強することができますし、英語を聞いてすぐに日本語を想起する練習をすることで、文中での単語理解がかなり早まります。
速読英単語 必修編
こちらも大学受験においてド定番の英単語帳です。
「速単」の愛称で親しまれているこちらの1冊ですが、
英単語帳兼長文練習用として使用することをおすすめします。
収録されている英単語などは極標準的なものですが、
最大の特徴は覚えた英単語を文の中で確認できるということです。
やはり、あるテーマを持った長文のなかで英単語を確認することで、英単語の定着度は大幅に変わってきます。
しかし、私は英単語帳の最大の役割は「英単語との接触回数を増やすこと」だと考えています。そういった意味では速単はあまり英単語帳単体としては、そんなに優れていないと思っています。
おすすめの使い方としては、日々の学習の中での多読用として通年で使用することです。
受験生の理想は毎日新しい長文を1つ読むことですが、他の科目の勉強もしなければいけない受験生にとって1日1長文は至難の業です。
しかし、今の時代の受験英語の主流は、多くの情報をいかに正確に処理ができるかです。
普段から多くの英語に触れていないと、とてもじゃないですが時間内にすべての問題を解き切ることができません。
そこで、速単の登場です。1度読んだ英文でも良いので毎日必ず速単の1長文は読むようにすると、トータルでかなりの多読を積むことが出来ます。
さらに英単語帳も兼ねているので単語の定着もできて一石二鳥となります。
更にCDを使って学習すれば、センターレベルのリスニングの勉強にもなり、上記の2つと合わせて、マルチな効果を発揮してくれます。
このように英単語帳単体としてみると、他の単語帳とそこまでの差はないですが、多読用にもすることで、かなりメリットの大きい1冊になることは間違いありません。
まとめ
「良い英単語帳の条件」の条件でも書きましたが、基本的には英単語帳はどれを使っても正しい使い方をすれば、そこまでの大きな差はありません。
しかし受験勉強において、もし英単語帳選びに迷う場合はぜひ上記の2冊を使ってみてください。