みなすなブログ

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【書評】『マスカレード・イブ』 東野圭吾

日本を代表するミステリー作家の東野圭吾さん。

『マスカレード・ホテル』は映画化もされ、一躍有名になりました。

ホテルに来るお客様は仮面をかぶっている」のフレーズが私は大好きです。

 

今回読んだ『マスカレード・イブ』はマスカレード・ホテルの登場人物である、一流ホテルのフロントクラークである山岸尚美と警視庁捜査一課の新田浩介が出会う前のそれぞれの物語です。

短編小説ではありますが、話が積み重なって最後には二人のそれぞれの見えざる接点が作られるような一冊です。

 

「マスカレード・ホテル」の小説を読んだり、映画を見て面白いと感じたかたはこちらの作品もとてもおすすめです。 

 

『マスカレード・ホテル』ではそれぞれの役を長澤まさみさんと木村拓哉さんが演じていましたね。

 

『マスカレード・イブ』も前作から引き続き、かなり面白い小説でした!

やはり東野圭吾さんの設定するトリックは魅力的であり、特にホテルの方で展開される物語については、どこか人間味を感じさせてくれるような話ばかりです。

 

普段ホテルで働いているの方の裏側を見たりとか、何を考えているかなんて想像したこともありません。

ただこの小説の山岸さんのように、ホテルの従業員の方々は本当に気が利く方ばかりで、色んなことを観察されているような印象はありますね。

 

その緻密な観察眼が今回の小説では謎を解く大きな手がかりとなります。

東野圭吾さんはいろんな舞台設定で、それぞれの職業などに合わせたトリックなどを考えるのが本当にうまく、かなり勉強されている方というのが文章を読んだだけで伝わってきますね。

 

警視庁捜査一課で働いている新田浩介の方も、頭が切れるエリートとして魅力的に描かれています。

自分の仕事に誇りを持っていて、やりがいを感じているのがひしひしと伝わります。

 

個人的には父親に反対されながらも、どろ臭い刑事の道を選んだという設定がキュンとしてしまうようなところです。

 

そして私はどれだけミステリー小説を読んでも、タネが事前にわかるということがほとんどありません笑

多分今回の作品のトリックもわかる方にはすぐわかるのかもしれませんが、私にはさっぱりわからりませんでした。

 

まぁそっちのほうが読んだ後に爽快感が味わえるので、今のままでよいかと思っています。

『マスカレード・ナイト』という続編が出ているにも関わらず、まだ読めていないので近い内に手に入れたいです!!