留学までに日本ですべきたった一つのこと
留学の期間を最大限に楽しむために、
日本で準備できることは数えきれないほど多くあります。
その中でも絶対に全員が共通してやっておいた方が良いと思うことが
1つだけあります。
それは「リスニング力を鍛え抜くこと」です。
私が留学に行って一番最初に感じた壁は、
「自分の伝えたいことが伝えらない」ではなく
「相手の言っていることが聞き取れない」でした。
よく英会話の練習をするといった時に、スピーキングのことばかりを考える方がいます。
しかし、会話は相手と自分のキャッチボールです。
この当たり前のことを忘れて、自分が話す練習ばかりをしても、相手の言っていることがわからずに会話が成り立ちません。
相手の発言を理解さえすれば、こちらはたとえ少し時間がかかったとしても自分の伝えたいことを伝えることができます。
会話の中で一番重要なのは間違いなく「聞き取る力」であると断言できます。
留学の初期はとにかく相手の言っていることをを正確に理解していく力が、スピーキングの力より求められます。
- ホストファミリーからの約束事
- 語学学校でのオリエンテーション
- 買い物をする際の店員の説明
- 新たに出会う人達のプロフィールの把握
このように留学スタート時点が一番重要な入ってくる情報が多いはずです。
日本にいる時にスピーキングの練習をするよりかは、ひたすらにリスニング力を向上させておくことが留学初期段階での成功の秘訣だと思います。
(もちろんスピーキングとリスニングは密接に関連しているため、スピーキングの練習も取り入れた方が良いのは間違いありませんが)
そして、留学中に相手の言っていることを理解し、それに対して必死に返答していればおのずとスピーキングの力がついてきます。
力のつき方としてはリスニング→スピーキングとなるため、日本にいる間に自分で練習することができるリスニングの力は可能な限り上げておいた方が良いでしょう。
よくあるパターンとしては、留学の最後の方になってやっとリスニング力がついて、相手の言っていることがわかり始めるといったようなことです。
そして、自分の言いたいことを発信することができるかなといったところで、帰国するパターンです。
これでは留学で本来身につけるはずの総合的な英会話力というものが習得できません。こうして「留学に行ったことあるけど、ほとんど英語話せません」といった人種が出来上がるわけです。
たとえ短期留学であったとしても、日本でリスニング力を上げておけば、留学スタート段階で英会話が成立し、多少なりとも喋れるようになって帰ってくることができます。
留学を自分の中で最大限楽しみたいのであれば、たったひとつ日本で準備しておくべきことは「リスニングの練習」です。