【英語学習】英語は本当に誰でもできる性質のものなのか?
こんにちは、みなすなです。
今回は「英語」、もっと大きく言えば「語学」は誰でもできるようになるのか考えていきたいと思います。
目次
英語は努力すればできるようになるのか
この問いに対する私の答えは、YESでもありNOでもあります。
一般的に語学は時間さえかけて勉強すればだれでもできるようになると考えられがちです。
正しい方法で学べば、ある程度のレベルまでは誰でも習得することはもちろん可能だと思います。
しかし、努力だけではどうにもならないレベルや、越えられない壁、向き不向きというものは必ず存在するはずです。
曖昧な表現をすると、「語学へのセンス」というものは必ず存在し、このセンスがないといくら勉強を重ねても無駄です。
「語学へのセンス」は日本語へのセンスでもあります。
英語力が低い人達の特徴の一つとして日本語力の低さがあります。
母語である日本語の語彙力や文法力が低いと、ほかの言語でそれ以上のレベルの理解ができるはずがありません。
逆に語学へのセンスが高い人達は、英語以外の言語を学んでもかなりのスピードで習得することができます。
驚くような語学力を持ったトリリンガル・マルチリンガルの人達は、努力ももちろんですが、語学へのセンスが半端なく高い人達なのです。
語学=努力の学問と思い込んで時間を捧げるのはもったいない
「英語は言葉だから、ちゃんと勉強すれば誰にでもできるはず」
こういった主張を真に受けて、英語への勉強に時間を捧げ、そこまでの成果を得られずに結局海外旅行でちょっと使うだけ。
こんなにもったいないことはないと思います。
語学へのセンスが足りない状態で、いくら英語に時間を捧げてもできるようにはなりません。
英語に捧げた同じ時間をもっとほかのことに使ったほうが絶対にいいです。
時間さえかければできるようになるはずと考えるのは、ある種思考を放棄しているのと同義です。
人には必ず得意・不得意があり、自分の伸ばしやすい分野であったり、得意な分野で勝負する必要があります。
この本にもあるように、本当に英語が必要な人は日本人の1割にも満たないはずです。
その他の9割の人のうち何割かは「英語はできた方がいい」という曖昧な考えで、英語学習に時間を費やしているのが現状です。
何も全くやることがなく、暇で仕方ないという人であれば良いですが、実際にそんな人はいないと思います。
それぞれの仕事や生活で磨くべき能力があるにもかかわらず、無為に英語学習に時間を奪われている人は決して少なくありません。
努力だけでどうにかなると考えて、英語に取り組む姿勢は絶対に改めるべきです。
自分自身への戒めも含め、より思考し、時間の使い方を工夫していきましょう。