英語学習を突き詰めるとみえてくるもの
日々英語力を磨いていくなかで、壁にぶち当たることがあります。
「壁」は私の中で2種類に別れます。
①単語なども含めて、英語自体が理解できていない
②長文の内容・テーマがわからない
今回は②について考えてみたいと思います。
英語を毎日頑張って勉強しているのに、なかなか長文の得点に繋がらないという方はぜひ読んでみてください!!
アカデミックな内容がわからない問題
国語力がある人は英語力もつきやすいという話は聞いたことがあると思います。
同じ「言語」という学問分野ではあるので当たり前のようですが、この言葉に隠れている真の意味は
「いろんなジャンルの文章を読むことに慣れているので、英語長文もバックグラウンドがあって読みやすい」
ということだと思っています。
読解力云々ではなく、バックグラウンドの知識があるかどうかで英語長文の読みやすさというものは劇的に変わってきます。
例えば大学受験なんかはわかりやすい例で、
理系の受験生は哲学とか文化の話の長文になると得点率が落ちます。
英語が得意な文系の受験生であっても、テーマが科学や物理になった途端に理系の受験生に得点で負けてしまうなんてことはざらにあります。
他にはTOEFLなんかも、わりと幅広いアカデミックな知識が求められます。
英検に関してもアカデミック寄りの試験ですよね。
対照的にTOEICなんかは話題がわかりにくなんてことはほとんどなく、純粋に英語力と処理スピードが求められます。
上記の問題に対する対策法
TOEFLの勉強なんかをしていると自分の教養不足をひしひしと感じます。
私の場合は生物系と地理系の話が大の苦手で、ほかのテーマに比べると大幅に得点率が下がってしまいます。
この問題に対処する方法は、1度読んだ長文のテーマを調べ尽くすということです。
例えば、長文のテーマがハチの行動習性に関するものだったとします。
ハチの行動については中学の理科の時間や高校の生物の時間に習った記憶はありますが、この貴重な時間を睡眠にあてていた馬鹿な私はこのテーマについてあまり知識がありません。
そこで、読んだ長文を徹底的に復習し、キーワードについてはネットで調べたりします。
- 8の字ダンス
- はちみつの作られ方
- 女王蜂のヒエラルキー
- はちの毒の強さと致死率
私が今まで読んできた長文の中ですぐに思い出せるだけでも、はちに関して上記のようなテーマがあったと記憶しています。
ここらへんのキーワードに関してはネットで検索すれば、日本語での解説が山のようにでてきます。
その解説を1記事〜3記事読んでおくだけでも知識の深まり方が全く違います。
めちゃくちゃ詳しくなることはできませんが、上記のような作業をするだけで次回に同じような長文を読んだ時の理解力が桁違いに上がることは間違いありませんよね。
まとめ:英語力とは最終的には教養力である
英語力を鍛えていくと、英文の構造が全くわからなかったり、知らない単語ばかり出てきて問題が解けないなんてことはほとんどありません。
一番苦しいパターンとしては、長文のテーマのバックグラウンド知識がなさすぎて解けないということです。
結局英語力を突き詰めると、いかにいろんな物事を知っているかという所へ辿り着くと私は思っています。
そういう意味では英語力を日々鍛えるのと同時に、ニュースをみたり、読書をして幅広い知識をつけておくことは絶対に欠かせません。